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いよいよ手術当日。9時半から点滴スタート。絶飲絶食を補うための栄養補給。手術開始予定の11時には両親が来ました、が、前の人が押して1時間開始が延びるとのこと。はよせい。

で、2本目の点滴と(中身は不明)、肩に筋肉注射(麻酔を効き易くする、らしい)を打たれたところで手術室へ…ドキドキ

診察台に寝かされて、まずは麻酔科の医者に名前を聞かれ、答えます。「鼻中隔矯正のための手術と、下甲介切除の手術を行います。よろしいですね?」「イェス・アイ・ドゥ」と坂田利夫のネタをやりつつ(註:実際はやってません)手術開始、の前に口にマスクを付けられます。「ここから酸素が流れてきまーす。大きく吸ってくださいね」と麻酔科。どうせこれが麻酔なんだろう。その手は桑名の…と30秒程度我慢していると、突然ウトってきました。そこから2カウントで意識が消えてしまいました。これが全身麻酔と言うやつなのですね。

正直言ってココからの記憶は多少あやふやです。目が覚めたら手術室横のベッドで酸素マスクを付けられており、母親が手を握っています。とりあえず声を出したり体を動かすこともままならない。かろうじてうめき声を出して逆王大人(生存確認)をしました。

これからが結構つらかった。何せまだ水は飲めない(自室に戻るまで)。しかし手術後は鼻にガーゼをパンパンに詰められているので口でしか息が出来ない。おまけに熱も出て頭が痛く体がだるい。痛み止めの薬もあまり効かない。そんな状況でおよそ3時間。自室に戻されます。

といってもまだ麻酔が切れてないので、一人ではまっすぐ歩けません。生まれて初めて車椅子のお世話になりました。そして、帰りしなに手術で切除した鼻中隔や下甲介を見せてもらいました、が、あまり記憶に残ってません。母親いわく「ガラスの破片みたい」だそうです。たぶんそれは鼻中隔のほうで、下甲介は黒ビニールテープの切れ端のように見えた記憶があります。

部屋に戻ると病院からプリンとポカリの差し入れがありましたが、当然のように味はなし。流し込むのみ。あとは38度以上の熱が続くので、座薬を入れてもらってひたすら寝るのみ。しかし夕ご飯だけは完食。やっぱり味なし。
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