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そんなこんなで9月の26日にめでたく退院いたしました。

とはいえ、しばらくは術後の経過を見るため通院の日々を送っています。

おまけに、職場復帰の予定であった10月1日にいきなり風邪を引いてしまい、鼻づまりと鼻水が止まりません。自分でも何をやっているのか解りません。

予想していた以上に小ぶりな内容に終わってしまいましたが、とりあえず入院体験記は以上です。書き足りないことなど、細々とあるので、一問一答形式にしました。

「何のために入院したんでしたっけ?」
「鼻中隔湾曲症の矯正と、下甲介の切除です」

「入院期間と費用はどのくらい?」
「入院は10泊11日。費用はトータルで15万程度です。(個室代が別にかかりましたが)。病院によっては部分麻酔で通院させる所もあるそうですが、どうなんでしょう。手術されるのを見るのは結構精神衛生上悪そうだし(雑談したり、「あっ!」とか平気で言うらしい)」

「手術はどのようにして行われたの?」
「全身麻酔だったので全く解りません。手術方法も敢えて聞いてませんが、察するに、細いメスや鋏で鼻の穴からチョキチョキしたのではないかと。1時間程度で終わったようです。上唇の裏筋を切ってベローンと剥がすっつーのは蓄膿症の手術じゃないですかね。そんなことはしない筈です」

「ものまねがお得意だそうですが、桜田淳子のものまねをお願いできますか?」
「ああ、いいですよ。きょぉ~ねんのトマトは青くて~ 固かったわ~」

「ガーゼ抜きはやっぱ痛い?」
「耳鼻科の治療が苦痛と感じた事の無い人には痛いと思うね。鼻の奥からガーゼを引っ張り出すときに脳に響くし。ただ、すぐ終わるので十分耐えられる痛みじゃないの?」

「手術したらすぐに鼻どおりが良くなるの?」
「手術のときに粘膜をいじるので、しばらくは逆に鼻づまりがひどくなります。わたしの場合はガーゼ抜き後2~3日は両方の鼻がバクダンのように詰まってました。これを書いてる段階(術後2週間)ではまだ結構詰まってます。ま、風邪を引いてるんですけど。医師の説明では、大体2週間から3ヶ月ぐらいは鼻づまりが続くそうです」

「入院中は第9回のウルトラの動画を見まくってたそうですが、誰を応援してましたか?」
「うーん、伊澤さんでしょうか。あと、地味に残ってた大野さんもよかったですね。罰ゲームがグダグダに終わったのが可哀相です。ま、誰がどこで落ちるかは全部知ってたんですが、それでも見入ってしまいますね。14回と同じように素人さんばっかりだったんで、リアルタイムでちゃんと見ていたらもっと楽しかったでしょうね(当時も見ていたはずだけど、ビデオに撮ってなかったので記憶があやふや)。あと、ジェットコースターの悲鳴が聞こえる中、淡々とクイズが進んでいる画が面白かったです」

「時津風騒動についてはどうお考えですか?」
「解雇はやりすぎと思うけど、今まで放っておいた親方の責任は重いですね」

「ぶっちゃけ、手術してよかったですか?」
「うーん、まだ解んないよ。鼻づまりが引くのを待ってから答えたいな」

「応用数学のフィールズ賞といわれるネバンリンナ賞の第1回受賞者は誰でしたっけ?」
「えーっと、ロバート=タージャンです」
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この3日間は症状も横ばいで、特に書くようなこともありません。鼻どおりと言えば、片方の通りはいいのですが、もう片方は完全に詰まるという、入院前のレベルにやっと戻ったと言う感じです。唾を出すと、まだ血が混じっています。

本当なら、まだまだ常に綿球を鼻に詰めておかないと、鼻の中の血が固まったり、変にかさぶたが出来たりして、それらを取るのが痛くてまた大変らしいです。でも、鼻をふさぐと喉が痛くなってしょうがないので、ナースに怒られても意地になって綿球をしませんでした。

退院を翌日に控え、やっと風呂に入れました。伸ばし放題だった髭を剃り、すっかり退院モードです。
手術のあとから、基本的には鼻に綿球を詰めています。おかげで鼻の通りに関係なく、常に息苦しい状態です。いよいよ喉が痛くなってきました。

今日の診察も入り口から喉元まで、しっかり吸われました。でもまだ鼻どおりは芳しくありません。

今日は土曜日なので結構お見舞いが多い。親だけでなく、おばあから親戚の叔父さんから友人から多士済々。友人には「ケーキが欲しい」と頼んでいたら、さかえ屋(福岡ローカルの和洋菓子チェーン)の隣にあるスーパーで買ったショートケーキをもらいました。入院中の初笑い。
『逆転裁判3』がやっと終わりました。振り子て。

なかなか鼻づまりは収まらないのですが、今日の診察ではえらいこと長く鼻水を吸い取られました。少し痛かったけど、やっぱり脳に響く痛さではありませんでした。昨日よりは鼻どおりが良くなったのかな。

そしていよいよ鼻洗浄の開始。坂上二郎や美川憲一や板尾さんなどがやっていることで有名な、塩水を鼻から吸い込み口から出すおなじみの所作です。いざやってみると、傷口にしみるし、かなり苦しい。慣れれば病み付きになると聞きますが、果たして。

この日は友達が見舞いに来てくれました。時間つぶしのための大量の雑誌をもらいました。多謝。
前日の夜は鼻が詰まったままだったので全然眠れず。午後からの診察で、左だけはちょっとだけ通り、臭いがわかるようになりました。しかし、臭いがわかると、自分の鼻の臭っせえこと。血と、鼻水と、傷口からの化膿した部分の臭いが混じった、臭っせえ感じのアレです。

診察というのは、従来の耳鼻科での治療と同じで、薬を吹きかけ、細い管で鼻水を吸いだすだけのもの。ですが!今回は大きな変化が。細い管を鼻の穴に突っ込むときに、これまでは必ずしていた、後頭部を突き刺す頭痛(ガーゼを抜くときもこの痛みでした)が全然ありませんでした。これは偶然なのか、手術の成果なのか。明日の診察で確かめましょう。

この日から点滴が無くなり、やることは午後の診察のみ(しかも1~2分で終わる)。体調も回復してきたので、暇です。『逆転裁判3』も終盤に差し掛かってきました。スケッチに描かれた、空を飛ぶ女性は誰なのでしょうか。
(今回はちょっとだけグロいです)

鼻の中のガーゼが息苦しいので、寝たり起きたりを繰り返しながら、夜が明けました。今日も朝から点滴。従来より太目の針だそうで、確かに痛い。熱が下がらないので、また座薬を入れてもらって、午前中は寝ては起きての繰り返し。

鏡を見ると、ガーゼによる鼻の膨らみっぷりに唖然とします。『火の鳥』のアレをイメージしてもらうと解るかと思います。ノミは投げませんが。

午後からはいよいよガーゼ取り。さまざまな関係者から痛い痛いと聞かされておりましたが…割とあっさりと。確かに痛くないことはないのですが、今まで20年間耳鼻科の治療でやられた痛さに比べれば、十分耐えられるものでした。後頭部にずんと来る痛みと言うやつですね。他のネット上での体験記どおり、万国旗のように数珠繋ぎのガーゼが出るわ出るわ。一セット3~4枚の万国旗が、左右の鼻の穴に6セットずつ入っていたそうです。そら鼻もパンパンになるわいな。

ところが!問題はココからでした。ガーゼは止血のために詰めていたので、ガーゼを抜くととにかく血があふれ出てきます。ガーゼの出方も、血が溜まってるので、まさに「ヌルッ」という感じで出てきます。「西部警察3」の最終回スペシャルのセリフを引用するまでも無く、「血が止まらねえよ~」状態です。

概して男性と言うのは大量の出血に慣れていないわけでして、血で血を洗うお役人生活をしているこのわたしでも、流石に気分が悪くなってしまいました。痰を出す要領で口から血を出すと、ドロっとした塊が出てきます。頭も熱っぽいです。血圧も生まれて初めて上が100を切りました(ゴルフみたい)。

そんな状態が3~4時間もすると落ち着いてきます。昨日の手術後から、鼻に綿球を詰めており(棺おけに入った人のようなアレ)、最初はすぐに真赤に染まっていたのが、だいぶ薄まってきました。とはいえ鼻の中は、血と、鼻水と、今までガーゼを詰めていた鼻の粘膜が炎症を起こして腫れているために、まだ猛烈な鼻づまりです。食べ物の味がわかるのはいつになるのかしらん。
いよいよ手術当日。9時半から点滴スタート。絶飲絶食を補うための栄養補給。手術開始予定の11時には両親が来ました、が、前の人が押して1時間開始が延びるとのこと。はよせい。

で、2本目の点滴と(中身は不明)、肩に筋肉注射(麻酔を効き易くする、らしい)を打たれたところで手術室へ…ドキドキ

診察台に寝かされて、まずは麻酔科の医者に名前を聞かれ、答えます。「鼻中隔矯正のための手術と、下甲介切除の手術を行います。よろしいですね?」「イェス・アイ・ドゥ」と坂田利夫のネタをやりつつ(註:実際はやってません)手術開始、の前に口にマスクを付けられます。「ここから酸素が流れてきまーす。大きく吸ってくださいね」と麻酔科。どうせこれが麻酔なんだろう。その手は桑名の…と30秒程度我慢していると、突然ウトってきました。そこから2カウントで意識が消えてしまいました。これが全身麻酔と言うやつなのですね。

正直言ってココからの記憶は多少あやふやです。目が覚めたら手術室横のベッドで酸素マスクを付けられており、母親が手を握っています。とりあえず声を出したり体を動かすこともままならない。かろうじてうめき声を出して逆王大人(生存確認)をしました。

これからが結構つらかった。何せまだ水は飲めない(自室に戻るまで)。しかし手術後は鼻にガーゼをパンパンに詰められているので口でしか息が出来ない。おまけに熱も出て頭が痛く体がだるい。痛み止めの薬もあまり効かない。そんな状況でおよそ3時間。自室に戻されます。

といってもまだ麻酔が切れてないので、一人ではまっすぐ歩けません。生まれて初めて車椅子のお世話になりました。そして、帰りしなに手術で切除した鼻中隔や下甲介を見せてもらいました、が、あまり記憶に残ってません。母親いわく「ガラスの破片みたい」だそうです。たぶんそれは鼻中隔のほうで、下甲介は黒ビニールテープの切れ端のように見えた記憶があります。

部屋に戻ると病院からプリンとポカリの差し入れがありましたが、当然のように味はなし。流し込むのみ。あとは38度以上の熱が続くので、座薬を入れてもらってひたすら寝るのみ。しかし夕ご飯だけは完食。やっぱり味なし。
朝7時起床、8時に朝食。早い。今日のメニューは、検尿、心電図、肺活量検査。先日、職場の健康診断で心雑音が聞こえると言われたのが気がかりでしたが、特に問題は無い様子。ま、心に雑念があると言うことでしょう。肺活量は3060ミリリットル。確か両津勘吉が6000を越していたはずなので、その半分です。

で、お昼ご飯の後にお風呂。手術後は退院前までお風呂に入れないので、これ以降は当分入れないことになります。お風呂好きなわたしとしては、非常に憂鬱です。

お風呂から上がると、やっぱり暇。あとは夕飯以外にイヴェントがありません。まだ手術もしてないんだし、近所のコンビニぐらい行かせてほしいと看護婦さんに言うと「外出は医師の許可がないと出来ません!」と紋切り型の回答。ふてくされて部屋に帰ると、同じ看護婦さんが来て「誰にも内緒にしますんで、こっそり行って来てくださいね」。こういう時男前は得です。食料やら雑誌やらを買い込みました。

そして夜9時からは絶飲絶食。喉が渇いたらどうしようと言う不安が先立ち、明日の手術の緊張はあまりありませんでした。

と言うことでいよいよ明日は手術!
いよいよ今日は入院の日。午前中は実家で最後の晩餐(昼食ですが)と風呂を済ませ、病院には午後2時入り、の後は、暇!

軽い問診(薬アレルギーは?親戚で糖尿病の人はいる?などのベタに加え、ご結婚は?などの意図不明な質問まで)と検温、血圧測定なんて5分程度で終わってしまうので、後はあさっての手術までやることがほとんどありません。

送ってくれた親も帰り、この日は台風の影響とやらで真っ赤な真っ赤な夕空が感傷的な気分にさせます。おまけに院内に置かれていた『男おいどん』の最終巻がとても切ないものだったので、一気にホームシックになってしまいました。

ああ人間と言うのはこういうとき人恋しくなるのかなあと、チョンガーであることを後悔しそうになりましたが、家から持ってきていた『MEN’S CLUB』をパラ読みすると、不思議と気分も落ち着き、楽になりました。ありがとうメンクラ。

夕食は午後6時。早い。味は…グルマンのわたしにはかなりつらい入院生活になりそうです。で、9時に部屋のクーラーが切れ(蒸し暑い!)、10時には消灯、ですが当然眠れるはずも無く、DSの『逆転裁判3』で夜中の1時ごろまで。明日も長い一日です。

因みに病室ですが、2人部屋を一人で占領しています。基本的に設備はボロいですが、PCやらDSやらDVDを持ってきてるので、ひどい不自由は感じなさそうです(ネット環境が無いのは辛い)。

職場で入院をカミングアウトすると、結構入院経験者がいてびっくり。思ったよりメジャーな病気なのね。「性格も真っ直ぐになればいいですね」。

今日は朝から病院へ。入院のための検査です。

まずは内視鏡を鼻の中にがっつり入れられます。大体鼻炎の治療というと、鼻水を吸いだすために細い吸引管を鼻の奥に入れるので、多少の痛さは慣れています。

が、この内視鏡は、それを通り越して喉まで突っ込まれます。痛さよりも、怖さ。もし今地震が起こったら…などと余計なことを考えてしまいます。人間は弱い生き物です。

内視鏡は右の穴のみ入れられ、左は入り口部分のみ。と言うことは骨は左に曲がっているのか。

後はレントゲン、CT(はコンピューテッド・トモグラフィーの略)スキャン、採血で終了。で、担当医からのお話。

「鼻中隔が湾曲してます」。知ってます。「そのための手術をします」。解ってます。

「16日からの入院で、18日に手術をします。どういう手術かと言うと、湾曲及び尖った部分がある鼻中隔を削る。さらに、鼻中隔を覆う粘膜の炎症した部分を削る。全身麻酔なので術中は痛みがないが、術後は止血のためのガーゼを鼻の中に目一杯詰め込みますので、その日は口からの呼吸しかできません。そして翌日にそのガーゼを抜きますが、かなり痛いです。退院は26日の予定で、お風呂はその前日ぐらいまでは入れないでしょうな。」

…まネットで事前に体験談をいくつか見ていたので、予想していた通り。ああやっぱ痛いのかあ。

あとは看護婦さんから入院についての諸説明。基本は4人部屋。これは論外なので、別料金で個室にします。テレビはカードを購入してから見る。ホテルのペイチャンネルに近いのかな。持ち込みは禁止らしいが、ワンセグを買おうかどうしようか。PCは持込可らしいので、とにかくDVD(録画したTV番組)を観まくろう。あとはDSか。

…と言うことで16日の午後から入院です。この日は友人たちと夕食。最後の晩餐、にならなきゃいいけど(全身麻酔ってやっぱり不安)。

また、検査の後のこの日一日は鼻水が止まらなくて、後頭部に鼻水がたまった感じで頭痛がひどくなってしまいました。鼻水は点鼻薬を買ってしのぎましたが、頭痛は一日治まりませんでした。
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