静止した闇の中で

日曜日。夜8時過ぎ。夕ご飯を食べ終え、そろそろ真面目にTOEICの勉強でも…と言うところで、真っ暗。水も出ない。周囲の家々も真っ黒け。とりあえず実家に電話すると、何言うてはんねんみたいなリアクション。家にいてもどうしょうもないので実家に帰ることに。

家の周辺は信号機も消灯していました。超テンペストの道中は、倒木や標識が道路に散乱していたため、とにかく前の車にぴったり付いていくしかない。

うちの母親は生まれてからこの方、福岡市を出たことがありません。わたしが高校で久留米市に引っ越した時にようやく市外局番の概念を知ったほどです。とにかく福岡市以外は全て田舎という、わたしより極端な思想の持ち主のため、何で停電・断水なんか起こるんだと、わたしの住むK町をボロカスになじられました。

さて夜は明けて朝の7時。係長様からの電話で起こされました。正直寝ぼけていて余り覚えていませんが、災害報告を朝10時までにしないといけないとか何とか。実家だし、I市までいけるはずもないのでよく解らないまま断ってしまいました（何と言ったか覚えてません。失礼！）。

そういえば家には懐中電灯はあったものの、使い方がよく解らなかったので、ぐるぐる回して充電できる、レイディオも付いて携帯の充電も出来る優れものを買ってしまいました。

そんなこんなで家に戻る。Vinoちゃんがキズものにされていないか気が気じゃありませんでしたが、杞憂万歳。